
こんにちは!
草野球をやっていて、個人成績をつけているチームもあると思います。
年末には居酒屋で個人タイトルの発表とかして、
飲みながら盛り上がるのも草野球の楽しみの1つです(笑)
打率、本塁打、打点、出塁率、防御率…等
様々な数字がありますが、最近よく見かける「OPS」という指標をご存じでしょうか?
「聞いたことはあるがよくわからない」ってかたのために
今回は「OPS」について分かりやすく解説していきます。
Twitter https://twitter.com/@daikichi89jin
インスタ 草野球 だいきち(@daikichi89jin) • Instagram写真と動画
目次
・OPSとは

①OPSの意味
- 読み方「オーピーエス」又は「オプス」
- 打撃指標数(On plus slugging)の略
なんだそれ?ってなりますよね(笑)
②OPSで分かることとは?
- その選手がどれだけチームの得点力に貢献しているのか
- チームの得点力のきっかけになるのかどうか
それって「打率」、「打点」じゃダメなのかと思うかもしれません。
「打率」、「打点」も高ければ高いほどよいに決まっています。
しかしそれらが低くてもチームの得点力に繋がっている人もたくさんいます。
例えば「四球」を選んで、ホームを踏む。
これでも十分にチームに貢献しているといえます。
ですがそれを表す数字がありません(「出塁率」「得点」など別々で計ることはできますが)
それをまとめて数字を表したのが「OPS」です。
「OPS」が高ければ高いほど
チームの得点に貢献しているということになります。
・OPSの計算方法

OPS=出塁率+長打率
これが計算方法になります。
意外とシンプルです。
打率 | 長打率 | 出塁率 | OPS | |
村上 宗隆選手 | .307 | .585 | .427 | 1.012 |
佐野 恵太選手 | .328 | .532 | .395 | .927 |
これは2020年のプロ野球の個人成績です。
昨年大ブレイクした、ヤクルトの村上選手とDeNAの佐野選手を比較しました。
村上選手は打率は5位でしたが、OPSでは1位です。
反対に佐野選手は打率は1位でしたがOPSは5位でした。
このように極端に差が出るわけではないのですが、
打率が高いのにOPSだと少し下がってしまうこともあります(どちらもすごい成績なのは言うまでもありません)
・OPSの基準
よし、自分のOPSを見てみよう!!
けどこの数字が良いのか悪いのか分からない…
平均ってどれくらいなの?
って人も多いかと思います。
ランク | 評価 | OPSの範囲 |
A | 素晴らしい | .9000以上 |
B | 非常に良い | .8334~.8999 |
C | 良い | .7667~.8333 |
D | 並 | .7000~.7666 |
E | 平均以下 | .6334~.6999 |
F | 悪い | .5667~.6333 |
G | 非常に悪い | .5666以下 |
OPSの開発者、ビル・ジェームズは打者を7段階で格付けできるとしています。
これをみると先ほどの村上選手と佐野選手がいかにすごいバッターなのか分かります。
皆さんいかがでしたでしょうか?
C以上いけるようにがんばっていきましょう(^^)/
・OPSの欠点

ですがやはり欠点もあります。
個人タイトルにOPSが含まれていないのもこういう理由があるからだと思います。
①盗塁は計算外
盗塁だって立派な得点力の貢献ですが、
OPSは出塁率+長打率なので
盗塁は計算外になります。
例えば、
- 2塁打を打ったA選手
- 単打を打って盗塁をしたB選手
結果でいうとどちらも2塁にいることには変わりはありませんが、
OPSでいうとA選手のほうが高くなります。
②長打率が高いほうが有利
なぜなら長打率のほうが幅が大きいからです。
例えば
- 4打数1安打1本塁打のA選手
- 4打数2安打すべて単打のB選手
長打率は塁打数÷打数なので、
A選手は1.000、B選手は0.500となります。
0.500の差があります。
出塁率は仮に安打以外すべて凡打だとして
A選手は0.250、B選手は0.500
0.250の差しかありません。
このように長打率によってかなり差が出ます。
①②の欠点から分かるように、
足でチームに貢献する選手やアベレージヒッターのほうが不利な内容になっています。
・まとめ
- OPSは打者を評価する指標の1つ
- OPS=出塁率+長打率で表せる
- ただし足でチームに貢献する選手やアベレージヒッターにとってはやや不利な内容
それでは(^^)/
- 今日よりも少し野球が上手くなる方法
- 草野球チームの出席率を上げる具体的方法
- DAZN値上げ発表。お得に見るには?
- 強いチームとの練習試合で意識すること
- 野球初心者が最初に「上手い人の真似」をするべき理由